【家計メンテナンス③】発達段階に合わせて考える子どもの金融教育

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家計メンテナンス

昨今話題になってきている子どもへの金融教育について
皆さんはどのようにお考えでしょうか。

小学校教員をしながら30代1000万円を貯めた筆者が考える
子どもへの理想的な金融教育について紹介したいと思います。

筆者は教員であり、
金融関係者ではありませんことご承知の上でお読み下さい。

この記事を読んで分かること
  • 子どもの金融教育で何を目指すのか。
  • どんな力を身につけさせるのか。
  • 親として何が出来るのか。

以上について考えてみたいと思います。
小さなお子様がおられる方、
金融教育を考え始めている方の 何か参考になれば嬉しいです。

子どもの金融教育で何を目指すのか?

まず、一言で「子ども」と言っても
幼稚園児・小学生・中学生・高校生・大学生と、
年齢や発達段階によって金融教育の目指すところは変わってくると思います。

まずは、子どもが大人へと成長した時点で、
どのようなマネーリテラシーがついていて欲しいかについて考えてみましょう。

  • ものの本質や価値を見定める目
  • 自分の将来を見通せる想像力
  • 資金管理ができる力

筆者は以上の三つが大切かと思います。

ものの本質や価値を見定める目

「もの」とは、商品だけではなく考え方も含みます。
政治、金融、教育、社会構造全体的な「もの」です。

CM、報道、流行、大衆に流されずに
自分の価値観をしっかりと持って情報を取捨選択出来る大人になって欲しい。

筆者は自分の子にそうあって欲しいと思っています。

  • 受け身だけで情報を得ない。
  • 俯瞰した視点を持つこと。
  • 自分にとって価値あるものを知ること。

価値観の考え方については以前記事にも書いておりますので
詳しくはそちらの記事をご一読下さい。

自分の将来を見通せる想像力

こちらについては一言で言うと「キャリア教育」

どんな職業に就きたいのか。
そのために何をすれば良いのか。
結婚願望があるのか。
何歳で退職するのか。
等、自分のライフプランを計画するためには、自分の価値観から将来を見通す力が必要です。

大まかなライフプランを持って初めて、
自分に必要なお金のプランが見えてくると思います。

資金管理ができる力

そしてお金に直結する資金管理能力です。

  • お金の大切さ、使い方を知ること。
  • お金の基本的な知識を持った上で、貯蓄・資産運用が出来ること。
  • 自分のライフプランに合った資産運用方法を考えられる力。

これらの力が必要だと思います。

3つの力をバランスよくつけていく

上記の3つの力をつけていくために何が出来るのか。
どの時期にどんな力をつけていくべきなのか。
私も手探りではありますが、モデルケースを考えていきたいと思います。

まずは子どもの成長過程に合った金融教育をしていくことが大切だと思います。

幼児期の子にライフプランを考えなさいと言っても出来ませんし、
高校生の子にお金の大切さを教え始めるのでは遅過ぎます。

私の考えるプランは以下です。

成長過程に合わせた金融教育
  • 幼児期…お金・貯金の大切さや貯め方を教える。
  • 児童期…お金の使い方・将来の夢を考えさせる。
  • 思春期…計画的なお金の使い方・仕事について考えさせる。
  • 青年期…資産運用・ライフプランについて考えさせる。

大まかにはこのような感じでしょうか。

幼児期

まず、貯蓄体質というものは幼い時期に身につくものではないかと私は考えています。

生活・学習の習慣を幼児期に身につけるのが良いように、
お金に対するマインドもこの時期に育てておくのが良いのではないでしょうか。

ごっこ遊びなどを通して、

  • お金を使って何ができるのか。
  • お金の大切さを知る。
  • 貯金のしかたを知る。

といったことを身につけさせたいですね。

児童期

小学校に入ったら算数の学習が始まります。
その時期に合わせてお金のやりとりを実際にお店で体験させるのが良いと思います。

キャッシュレス化が進んでいる現代ですが、
その際現金で支払うという経験を大切にして欲しいです。

1000円以下で何が買えるのか、
金銭感覚を育むのにこの量感を覚える事は大切であると考えます。

また、将来の夢というものをぼんやりとでも持つことも大切なことでしょう。

思春期

小学校高学年・中学生頃になったら少額からのお小遣い制度を取り入れましょう。
小遣い制を取り入れることで、「自分のお金」をどう使うかという感覚が身に付きます。

自分のお金を自分で管理することで、
「貯める」・「使う」を自分の意思で判断する力が育まれます。

また、将来の夢を給料・福利厚生などの面から
少し現実的に考えさせてみてはどうでしょうか。

青年期

高校生ともなると社会人への道を進む子も出てくるでしょう。
思春期で身につけてきた「貯める」「使う」力に加えて、
「稼ぐ」「増やす」「守る」といった力を身につけさせたいですね。
高校卒業までに基本的な資産運用の仕方などお金の知識を付けてあげたいものです。

筆者はジュニアNISAを子ども名義でしておりますので、
その口座を子どもと共に見守っていく中で「増やす」とはどういうことなのかを考えさせ、
子どもが20歳になった時にその口座をそのままプレゼントしようと考えています。

いかがだったでしょうか。
以上が筆者の考える、「子どもの発達段階に合わせた金融教育」についてです。

金融教育も、義務教育と同じようにそれぞれの年齢成長過程に合った金融教育をしていくことが大切ではないかと考えています。

  • ものの本質や価値を見定める目
  • 自分の将来を見通せる想像力
  • 資金管理ができる力

これらの力を無理なく、日常生活を送る中で自然と育んでいけるといいなと思っています。

今後はそれぞれの成長過程に合わせて
詳しく金融教育について考えていきたいとも思っています。

子育てをされておられる方は是非当ブログ・Twitterのフォローも宜しくお願い致します。

ここまでご覧頂きありがとうございました。

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プロフィール
この記事を書いた人

30代・2児の母で元小学校教員。
不妊治療専念のため退職。
現在はフリーランスライター。

家計改善2年目で貯金1000万円達成。
最高貯蓄率73%達成。

共働きでも1馬力でも
楽しく楽に資産を増やしていく
「家計改善のコツ」をお伝えしていきます。

【資格】
FP3級
小学校教諭1種
幼稚園教諭1種
秘書検定2級
茶道師範etc...

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