2024年から新NISAがはじまります!
今回は教員におすすめの新NISA活用方法を、私なりの考えを踏まえて詳しくご紹介したいと思います。
新NISAって気になってはいるんだけど…よく分からないからこわいなぁ。。
興味はあるんだけど何から始めればいいのかよく分からないんだよね。
正直忙しくて勉強する時間がないよ。
忙しい先生向けに何から始めるといいのか、初心者の方向けに紹介していきますね。
私が多忙な時期にマネリテUPできたのは
「リベ大」のコンテンツのおかげです。
書籍はリベ大の概要が詰め込まれていますので
家計改善の即効性を出すなら
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リベ大の理念に賛同している筆者が、教員向けに落とし込んでの解説となりますことご了承下さい。
NISA制度について
まずは2024年から始まる「新しいNISA制度」と「旧NISA制度」についても紹介しておきます。
旧NISA制度
2023年までのNISA制度には「NISA」と「つみたてNISA」の2種類がありました。
つみたてNISA | NISA | |
---|---|---|
年間利用可能額 | 40万円 | 120万円 |
最大利用可能額 | 800万円 | 600万円 |
非課税期間 | 20年間 (2042年まで) | 5年間 (2027年まで) |
投資できる商品 | 投資信託 | 投資信託・個別株・ETF |
初心者の方には「つみたてNISA」をオススメしていましたね。
新NISAでも続けて「つみたて投資」をしていきましょう。
新しいNISA制度
旧NISA制度との変更点についてまとめておきます。
新NISA | つみたてNISA | NISA | |
---|---|---|---|
年間 利用可能額 | 360万円 つみたて投資枠 (120万円) 成長投資枠 (240万円) | 40万円 | 120万円 |
最大 利用可能額 | 1800万円 | 800万円 | 600万円 |
非課税期間 | 無期限 | 20年間 (2042年まで) | 5年間 (2027年まで) |
投資できる 商品 | 投資信託・個別株・ETF | 投資信託 | 投資信託・個別株・ETF |
つまり・・・
現行のNISA枠については新NISAの枠と併用できます。
新NISAについて詳しくは別記事で紹介していますので参考にしてみてください。
2023年までに始めていた人は1800万円の枠+αという使い方ができて少しお得ですね。
投資やNISA制度の初心者Q&A
投資初心者の方や教員によくある疑問について1つずつ解答していきます。
- Q教員や公務員って投資していいの?
- A
公務員・教員でも投資をしてOK!
結論から言いますと大丈夫です。
公務員と言えば副業が禁止されていますが、資産運用により手に入る配当金等の収入や売却益は副収入には当たりません。(地方公務員法にも記載有り)
しかし以下の点は注意。
- 就業時間中に取引を行わない。
- インサイダー取引の禁止。
教員の場合「就業時間中の取引」は難しいので心配ないかとは思いますが…
個別株をしたいという方は注意が必要かもしれません。
そもそもつみたて投資であれば、ほっておくだけなので特に注意することはありません。
- Q証券会社って潰れないの?
- A
潰れることもあります。
投資をする上で必要な証券口座。
証券会社が潰れたとしても確実に顧客に戻るように、会社の資産とは区分して管理することが法律で義務付けられています。
基本的には、証券会社が破綻しても全額返還されるようなしくみになっています。
そして万が一返還が困難となった場合は、日本投資者保護基金から1顧客当たり1,000万円を限度として補償されます。
分別管理がしっかりとされており、銀行よりも安全だと言われています。
株式や債券は
「証券保管振替機構(ほふり)」
投資信託や金銭は
「信託銀行」
が管理しているよ。
- Q新NISAってギャンブルでは?
- A
個別投資のようなギャンブル性はない。
投資に怖いイメージがある方は少なくないと思います。
でもきっとそれは短期の個別株売買のイメージがあるからではないでしょうか。
「株」や「投資」って、パソコンの画面で株価を見ながら売り買いしてる難しそうなやつだよね。
ドラマなんかだと急に暴落が来て人生が終わったり…
やっぱり怖いなぁ…
なんてことはつみたて投資では絶対にあり得ないので安心して下さい。
最悪失うとしても投資した分のお金だけです。
つみたて投資では、長期で運用する投資信託といわれる商品を買っていきます。
投資信託とは、「株の詰め合わせパック」のこと。
プロがパックの中の良い株と悪い株の入れ替えを自動でしてくれるイメージの商品です。
つみたてNISAで選べる商品は金融庁のお墨付きで、安全な商品だけを厳選してあります。
投資経験が無く、値動きのない預金口座だけを見て来た私のような方は、まず毎日価格が上下する感覚に慣れていかねばなりません。
暴落は必ず来ます。
覚悟しておいてください。
と言っても覚悟だけで大丈夫です。
暴落が来ても見守るだけで、やるべきことは特にありません。
暴落が来れば商品を安く買えるので、私としてはむしろウェルカム!
暴落は必ずくるということを知っておくことが大事!
決して狼狽売り(びびって売却)だけはしないよう気をつけて下さいね。
とにかく20年以上の長期で見た時、ほぼ100%プラスになります。
なので安心してドーンと構えておきましょう。
- QNISAをするとリスクがあるのでは?
- A
リスクはある。しかし投資をしないリスクも考えよう。
あなたは投資でお金が減ってしまうリスクばかり気にしていませんか?
投資をしないリスクを考えたことはありますか?
現状筆者の考えとしては、投資をしないリスクを取る方が資産運用による恩恵が受けられず、インフレリスクによる家計崩壊の危険度が高いと感じています。
以下の記事で投資においての「リスク」について詳しく触れています。
投資のリスクとは価格の振れ幅のこと。
値動きに慣れてくれば、価格変動のリスクはなんてことないです。
- QiDeCoと新NISAどっちがいい?
- A
教員は新NISA。
iDeCoは老後資金をつみたてながら所得税と住民税が軽減できる制度。
つみたてた資金は60歳以降に取り崩せます。
公務員の場合上限12,000円と一般会社員と比べると少額ですが、利用すると以下のような節税効果が期待できます。
iDeCoも良い制度ではあるのですが、新NISAと比べると資金拘束があることがマイナスポイントに。
一方新NISAであれば、急にお金が必要になったという時でもすぐに引き出せます。
老後資金を貯めるには、新NISAの方が使い勝手の良い制度なのです。
2024年以降も筆者の考え方は変わりません。
ただし、新NISA枠を使い切れる方で、税制面に強い方はiDeCo活用も考えて。
新NISAおすすめ活用プラン
では新NISAでの「つみたて投資枠」の活用方法について考えてみましょう。
新NISAの活用方法
前述しましたが、新NISAはiDeCoと比べてお金の拘束期間がありません。
流動性がある上、非課税枠は年間360万円(つみたて投資枠:120万円、成長投資枠:240万円)あり、教員の場合iDeCoより上限も高いです。
老後資金のような20年以上先で必要なお金を積み立てる場合は「つみたて投資枠」から活用していきましょう!
ただ、年間120万円(上限360万円)の枠がある「つみたて投資枠」ですが、1年満額枠を使い切る必要は全くありません。
教員であれば、優良な「投資信託」を毎月収入の10%程度買っていき、15年以上の長期で運用するのがベストです。
2024年以降の新NISAでは収入30万円ならば月3万円程度をつみたて投資にまわします。
初心者がそれ以上の額を投資にまわすのは少し危険かも…
よって老後資金はつみたてNISAを軸に貯め、iDeCoは余裕があればする程度に。
新NISA制度を活用し、15年以上先で必要なお金を貯める。
- 老後資金
- 教育資金(子どもが4歳未満の場合)
- 住居リフォーム資金 など
生活防衛資金と現金貯蓄
貯金がしっかり出来ていない家庭であれば、まずは普通預金で生活防衛資金を貯めてしまうことが必須です。
また、投資に全額貯蓄をまわしてしまっては危険です。
資産の半分くらいは現金で貯蓄しておくことが大切。
正規の教員であれば教職員共済の定期預金を活用しましょう!
給料天引きなので確実に現金を貯めておけます。
わずかですが、利率も普通の銀行よりいいですしね。
繰り返しますが、新NISAで怖いのが投資枠が大きくなったこと。
投資に資金投入しすぎないよう気をつけてください。
現金では、生活防衛資金と15年未満で必要なお金を貯める。
- 生活防衛資金(給料の半年分程度)
- 子育て資金(子どもが4歳以上の場合)
- 車・家電の買い替え等起こり得る大きな支出 など
活用プランまとめ
次の手順で投資資金をまわしていきましょう。
このような感じでしょうか。
一人分の名義で月3万円投資運用するだけで、20年後かなりの確率で2000万円近い資産に成長している予定です。
年齢によっては30年後、40年後の取り崩しをすれば資産は雪だるま式に増えます。
シミュレーションをすると複利のすごさがよく分かりますよ。
(楽天積立かんたんシミュレーション)
貯金が苦手な方はこちらの記事も参考にしてみて下さいね。
筆者の投資実績について
それでも投資をすることが不安だという人のために、筆者の実際の旧NISA枠での投資の実績を紹介しておきます。
投資成績は始める時期によって変わるので私と全く同じ結果にはならないことはご承知おきくださいね。
つみたてNISA
つみたてNISAでは「投資信託」の商品を年間40万円積み立ててきました。
2024年現在で3年ほど積み立てており評価額はおよそ+70万円です。
銀行口座に預けていてもこんなに増えません。
どうせ老後まで引き出さないお金であれば
長期投資にまわさないと損です!
NISA
NISAでは「米国高配当ETF」の商品を年間120万円積み立てています。
同じく2024年現在で3年ほど積み立てており評価額はおよそ+145万円です。
さらに配当金は年間20万円ほど受け取れます。
こちらはつみたて投資とは別の高配当株投資です。
配当金に興味のある方にはおすすめします。
ただししっかり勉強した上で始めてくださいね。
まとめ
なにから始めれば良いか分からない方はまずは口座開設をしましょう。
口座開設には申し込んでから2週間ほどかかります。
その間につみたて投資の勉強をして投資する商品を決めておくのが効率良いですよ。
つみたて投資については他の記事でも説明していますので是非当ブログをご活用くださいね。
- 証券口座を開設する。
- つみたて投資の商品を決める。
- 貯蓄の一部を投資資金にまわす。
- 積立設定をする。
投資には誰でも利益を享受できる大きなポテンシャルがあります。
少しは新NISAへのハードルは低くなったでしょうか?
今や空前の投資ブーム。
「もう今から始めても遅いのでは?」
と思う方、そんなことはありません!
つみたて投資は始める時期は関係ありません。
初めは恐る恐る少額を積み立てていた私も、今や含み益を見て将来の資産拡大を確信しています。
新NISAでの投資は、時間さえかければ誰でも資産拡大できる投資。
やるか、やらないか。
それだけであなたの人生、心の余裕は大きく変わります。
まずは本を読むより、考えるより、証券口座の開設を。
「今日が一番若い日」ですよ!
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