貯める力がついたら次は支出のメンテナンスをしていきましょう。

貯める力がある程度付いている人にありがちなのが、
浪費に消極的になってしまうということです。
貯金が貯まっていくことを実感しだすと・・・

お金を使うことがもったいない!
服が欲しいけど我慢しよう…

もっと節約すると貯金スピードが上がるぞ…
物欲もなくなったし、
取り敢えず貯めておこうかな
と考え始めます。
消費と浪費は違います。
過去にもこんなツイートをしました。
特に上記の2つはしっかりと区別できなければなりません。
貯蓄の意識が上がることは良いことなのですが、
ある程度の貯蓄力が身に付いたら
次は上手くお金を使うことも意識してみましょう。
お金に使われているのではいけません。

頑張って貯める力をつけてきたあなたにこそ
少し肩の力を抜いて読んでもらいたいです!
楽しい浪費のしかたについても知ってほしいと思います😊

浪費目標を設定しよう
- 自分の趣味
- 自分の好きなこと
- 自分のやりたいこと
浪費はこのような使い道で出ていく支出です。
浪費は人生が豊かになる支出であり
楽しくなる支出なのです。
しかし、浪費をするにあたって
無計画では散財することになります。

逆に浪費目標がなければ、貯めるだけで楽しくありません。
そこで自分がしたいこと、欲しい物を改めて考えて
浪費目標を設定しましょう。
例えば
といった目標です。
できれば年初めに大きな目標、
月初めに調整しながら細かな目標を設定すると良いでしょう。
年間の浪費予算を立てよう
次に浪費目標に対しての大体の年間予算をたてましょう。
浪費の理想的な割合は世帯収入に対して5%だそうです。

例えば、年収400万円だと浪費20万円ですね。
年間20万円…思ったより少ないと感じませんか?

でも毎週ランチにも行きたいし、
美容にもお金がかかるのよね
20万じゃ足りなさそう・・・

急に生活レベルを落とすのは難しいという方は、
まずは収入の10%を超えないように設定してみましょう。
生活の豊かさを感じるためにも無理をせず、
徐々に5~8%くらいに近付いていけば良いと思います。
浪費目標ごとに分けて少し多めに予算を立ててみます。
例えば
旅行予算 10万円
外食予算 20万円
趣味予算 10万円
合計 40万円

旅行は家族3人だと、
一回の国内旅行で4、5万円ほど
二回行きたいので10万円にしておこう。

外食は月に2回は行きたいし、
カフェにも行きたいわ。
月に15000円は使いたいな…
15000円×12か月=18万円
少し多めに見積もって
20万円ぐらいかなぁ・・・

あとは、新たな趣味でキャンプを始めたいので、
大体道具をそろえるのに10万円ほど必要…
といった感じね!
このようにして大体の予算をたてます。
きっと浪費のための目標→予算を計画することは
楽しい作業だと思いますので、
是非浪費予算設定をしてみてくださいね。

ついでに浪費の予算の出どころもチェックしておいてください。
例えば、
- 家族の趣味なら家のお金から
- 個人の趣味であればお小遣いから
といった感じで、
夫婦間でルールを決めておきましょう。
予算内で賢く使う
さて、予算が決まったらあとは使うだけです。
この予算の中でやりくりするのがまた、ゲーム感覚で楽しいのです。
例えば

旅行予算10万円に設定していたけど、
コロナのせいで中々どこにも行けない…
コロナが治まったら10万円全て使って
贅沢旅行に行こう!
ということもできるし

やっぱりもっとたくさん旅行に行きたいので
趣味のキャンプもしながら
格安旅行で年4回行こう!
ということもできます。
予算の中であれば好きに使えるのです。
細かな目標についても、月の浪費を意識しつつ調整しましょう。

今月は1万円しか使わなかったから、
来月は2万円使えるわね

記念日に高級ディナーを食べたいから、
3か月は1万円で我慢しよう
といった感じです。

どうでしょうか?
正しい浪費は人生を豊かにします。
散財する悪い浪費ではなく、
身の丈に合った正しい浪費のしかたを身につけていきましょう。
どの予算についても言えることですが、
きっちりし過ぎないことも時には大切ということ。

予算は目安としての予算で±1万円くらいは誤差です。
収入を少なめに見積もっているのは
そのゆとりを効かせるためです。
臨時収入が入れば浪費に使ってもかまいません。
それは元々想定外の収入なのですから。
これくらいの心持ちでいた方が気楽に家計管理が続けられますよ。
ということで今回は、
家計メンテナンスのモチベーションを上げて頂くため
浪費予算の設定について解説してみました。

もっと突っ込んだ使い方についてはこちらの記事にも。
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